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新興国ニュース

<新興国eye>ファーウェイ、カンボジアから光海底ケーブル敷設へ

2019-07-12 12:31:00.0

 6月17日現地メディアによると、中国のファーウェイ(華為技術)は、カンボジアのシアヌークビルと香港を結ぶ光海底ケーブルを敷設すると発表したとのことです。ファーウェイ・カンボジアのマーク・ウォン最高経営責任者が、スン・チャントル公共事業・運輸大臣との会談で敷設計画を伝えたとしています。工事は、中国インフラ整備大手の中国交通建設と協力して実施されるとのことですが、完成時期等は明らかになっていません。

 カンボジアからの光海底ケーブルは、17年3月にカンボジアのEZECOMとマレーシア、タイの3カ国の企業が共同で、アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)と結ぶケーブルを完成させています。続いて、17年12月に中国のCambodia Fiber Optic Cable Network(CFOCN)が、AAE−1(Asia−Africa−Europe1)への接続を完成させました。また、18年3月には、NEC<6701>が、日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、カンボジアおよびシンガポールを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SJC2(Southeast Asia−Japan Cable2)」のシステム供給契約を締結したと発表しました。契約先はKDDI<9433>を含むグローバル通信事業者などからなるコンソーシアムです。

 こうした中で、米国が厳しい締め付けを行っているファーウェイに光海底ケーブルを建設させることは注目されます。なお、許認可権を持つカンボジア通信監督機構(TRC)によれば、ファーウェイと中国交通建設は敷設計画の申請をまだ行っていないとしています。

【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。

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提供:モーニングスター社