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<新興国eye>UAE政府系ファンド、ロシアの超音速ジェット旅客機開発計画に関心
2019-07-11 10:16:00.0
ロシアのデニス・マントゥロフ産業貿易相は9日、記者団に対し、国営航空持ち株会社の統一航空機製造会社(OAK)が中心となって進めている最新型超音速ジェット旅客機の開発プロジェクトを巡り、アラブ首長国連邦(UAE)の国家投資ファンド、ムバダラ・インベストメントと協議したことを明らかにした。地元のプライム通信(電子版)などが伝えた。
同相は、「超音速ジェット旅客機の開発・生産は多国間協力プロジェクトになる可能性がある」とした上で、「ムバダラが超音速ジェット旅客機の開発プロジェクトに関心を寄せている。今後、UAE諸国やサウジアラビアなどの外国と協力する可能性がある」とムバダラからの同プロジェクトへの直接投資を受け入れる考えを示した。
ロシアの超音速ジェット旅客機の開発は、ロシアのプーチン大統領が18年1月に軍事用の超音速ジェット爆撃機「TU−160(ツポレフ160)」の民間転用を示唆したのが始まり。同9月にはOAKが超音速ジェット旅客機のフィージビリティ(実現可能性)調査を経て、次の段階である概念設計(基本設計)の予備調査に移っている。
OAKは19年から22年までの3年間、フライトシミュレーターを使って航空力学の特性と耐久性の改善を目的とした技術試験を行う計画。22年から26年にかけては機体設計に取りかかり、その後、詳細設計進むとしている。ロシアの民間用の超音速飛行機は51年前の1968年に初飛行し、1977年から運用を開始した超音速輸送機「ツポレフ144」以来となる。
超音速ジェット旅客機の開発コストは総額420億ルーブル(約719億円)となる見通し。機体の開発は2段階で行われる。第1段階では24年に実証機によるデモ飛行を行い、第2段階でプロトタイプ(試作機)の開発に移行。初飛行は27年の予定だ。
同省では超音速ジェット旅客機の国内市場の需要は20−30機と予想しており、1機当たりの販売価格は1億−1億2000万ドル(約108億−130億円)となる見込み。
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提供:モーニングスター社




