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<新興国eye>トルコ大統領、チェティンカヤ中銀総裁を電撃解任
2019-07-08 16:45:00.0
トルコのエルドアン大統領は6日、大統領令を発布し、トルコ中央銀行のムラート・チェティンカヤ総裁を電撃解任した。新総裁にはムラート・ウイサル副総裁が任命された。地元紙ヒュリエトなどが伝えた。
チェティンカヤ総裁の任期は4年間で20年に任期満了となる予定だった。解任の理由は明らかにされていないが、政府幹部の話によると、エルドアン大統領は中銀の政策金利にたびたび不満を示しており、特に中銀が直近の6月13日の金融政策決定会合で主要政策金利である1週間物レポ金利を現行の24.00%に据え置いたことでチェティンカヤ総裁への不満が一段と高まったという。
トルコ経済の現状と見通しについては、欧州復興開発銀行(EBRD)が5月7日発表した最新の域内経済予測によると、トルコの19年GDP(国内総生産)伸び率は約1%減と、18年の2.6%増からマイナス成長に転落すると予想。
また、トルコ統計局とトルコ中銀が5月21日発表した5月消費者信頼感指数も前月比13%(8.2ポイント)低下の55.3と、4月の63.5を大幅に下回り、3カ月ぶりに低下に転じた。
エルドアン大統領は景気回復に重点を置いており、中銀が政策金利を高水準で維持し、金融引き締めスタンスを続けていることに強い不満を示していた。
ウイサル新総裁は数日中に記者会見を開き、今後の金融政策方針を示す予定だ。
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提供:モーニングスター社




