新興国ニュース
<新興国eye>前週の上海総合指数、米中貿易戦争の一時休戦合意で反発=BRICs市況
2019-07-08 10:02:00.0
前週(1−5日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の5日終値が6月28日終値比1.08%高の3011.059となり、反発した。
週明け1日の指数は急反発して始まった。前の週末のG20(主要20カ国・地域)首脳会議で米中両国首脳が貿易戦争を一時休戦し、協議再開で合意したことが好感された。
2日は小反落し、4日まで3日続落した。米中通商協議で何らかの合意を達成できるかどうか、貿易戦争の一時休戦によって中国政府が大規模な景気刺激策を控えるかどうかなど、悲観的な見方が広がり売りが強まった。また、中国人民銀行(中銀)の馬駿金融政策委員は講演で、米中貿易摩擦が悪化しなければ大規模な景気刺激策は不要と述べた。
週半ばから後半にかけては、6月財新サービス業PMI(購買担当者景気指数)が52ポイントと5月の52.7ポイントを下回り、4カ月ぶりの低水準となったことや、米国のピーター・ナバロ国家通商会議議長が米中通商協議は正しい方向に向かっているとしたものの合意には時間がかかるとの見通しを示したことが嫌気された。
週末5日は4日ぶりに小反発した。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中通商協議は近く始まり協議の本格化も近い、と発言したことが好感された。また、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国のソブリン債格付けを「A1」に据え置いた上で、格付け見通し(アウトルック)も「安定的」としたことも支援材料となった。
今週(8−12日)の株式市場は、引き続き、米中通商協議や米国による対イラン追加制裁などの地政学リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は10日の6月CPI(消費者物価指数)と6月PPI(生産者物価指数)、12日の6月貿易収支など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




