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<新興国eye>前週のブラジル株、年内米利下げや米中トップ会談開催観測で5週続伸=BRICs市況
2019-06-24 11:43:00.0
前週(17−21日)のブラジル株式市場は21日のボベスパ指数が前日比1.70%高の10万2012.64、過去最高値となった。週間ベースでも14日終値比4.05%高となり、5週続伸した。また、20日は「キリスト聖体祭」の祝日で休場だった。
週明け17日の指数は続落して始まった。前の週末に下院の社会保障年金改革特別委員会がまとめた年金改革を含めた新社会保障改革案を巡り、政府と議会の対立が激化したことが引き続き懸念材料となり、売り先行した。
18日は反発し、19日も買い優勢。20日休場を挟んだ週末21日も値を上げ3日続伸した。
18日は原油や鉄鉱石などのコモディティ(国際相場商品)相場が上昇したことを受け、国営石油大手ペトロブラスと鉱山大手ヴァーレが急伸。また、トランプ米大統領が28−29日に大阪で開催されるG20(主要20カ国・地域)首脳会議で米中トップ会談を行うことで合意したと明かし、両国間の貿易摩擦緩和期待が強まったことから、ブラジル株に買い安心感が広がった。
19日、FOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が年内利下げの可能性を示したことで、買いが一段と強まり、指数は終値で10万ポイントの大台を突破した。
21日も上昇勢いは止まらず、一時10万2100ポイントの日中高値を付けた。海外市場が堅調となったことや、コモディティ相場の上昇、さらにはブラジルや米国の中銀が金融緩和スタンスを示したことが好感された。
今週(24−28日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、米・イラン軍事衝突懸念などの地政学リスク、年金改革法案や財政再建の見通しなど注目される。主な経済指標の発表の予定は24日の5月経常収支と外国からの対内直接投資額(FDI)、ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の6月消費者信頼感指数、6月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、27日のFGV6月IGP−MIインフレ指数と5月財政収支など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




