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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、米印貿易摩擦懸念や自動車株急落で3週続落=BRICs市況

2019-06-24 10:25:00.0

 前週(17−21日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の21日終値は前日比1.03%安の3万9194.49と4日ぶりに反落し、週間ベースでも14日終値比0.65%安となり、3週続落した。

 週明け17日は指数が4日続落して始まった。インド政府が16日から米国からの輸入品の一部(アーモンドやりんごなど28品目)に対する関税を引き上げたことで両国の貿易摩擦懸念が広がり、売り優勢となった。これは米国がインドへの一般特恵関税制度(GSP)の適用を打ち切ったことへの報復措置。

 18日は反発し、20日まで3日続伸となった。18日から19日にかけてはFOMC(米連邦公開市場委員会)を間近に控える中、年内米利下げの可能性が示されるとの見方が広がったほか、トランプ米大統領が28−29日に大阪で開催されるG20(主要20カ国・地域)首脳会議で中国の習近平国家主席と会談する意向を示したことなどが支援材料となった。

 20日、前日のFOMCでFRB(米連邦準備制度理事会)が年内米利下げの可能性を示したことを受け金融セクターが買われ、指数の上げを主導。

 週末21日は4日ぶりに反落した。米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがインド自動車大手タタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバーの格付けを引き下げたことからタタ・モーターズが急落。スズキ<7269>のインド法人マルチ・スズキ・インドも人気車種の値下げを発表したことが嫌気され、自動車株の大幅安が指数の押し下げにつながった。このほか、自動車と不動産の両セクターは政府の減税措置が受けられない見通しと伝えられたことも売り材料となった。

 今週(24−28日)のインド市場は、米中貿易協議や米印貿易摩擦などの地政学的リスク、国内景気、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表の予定は28日の6月財政赤字と外貨準備高、1−3月期経常収支、5月インフラ部門生産高など。

<関連銘柄>
 上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
 インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社