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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、主要企業の配当政策を好感し5週続伸=BRICs市況
2019-06-17 14:24:00.0
前週(10−14日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の14日終値が前日比0.44%安の1341.05と6日ぶりに反落したが、前週比では1.14%高となり5週続伸した。12日は「ロシアの日」の祝日で休場だった。
週明け10日の指数は買い優勢で始まり、12日休場をはさみ13日までに5連騰した。
週前半は、前の週にトランプ米大統領がメキシコと移民問題で合意したことから同国に対する制裁関税を中止する意向を示したことが好感され海外株高となり、ロシア株も買われた。また、アルミ地金生産で世界最大手UCルスアルと金属大手ノリリスク・ニッケルが配当政策を堅持したことが好感され、指数の上げを主導する場面も見られた。
週後半は、トランプ大統領がロシアとドイツが中心となって建設を進めているバルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム」の2番目のパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトの完成を阻止するため、同プロジェクトの参加国への制裁措置を検討していることを明らかにしたが、この悪材料は原油価格の上昇で相殺された。また、国営電力大手インテル・ラオが配当継続の方針を示したことで急騰し、指数の上げを主導。さらに中東・オマーン沖のホルムズ海峡で起きた2隻の原油タンカーへの魚雷攻撃などで原油先物価格が上昇したことも支援材料となった。
週末14日は国営石油大手ロスネフチが減配を発表したことで急落し、指数の下げを主導した。
今週(17−21日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米国の中国との貿易協議、中東情勢、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトに対する米国の対ロ制裁などが焦点となる。主な国内経済指標の発表の予定は18日の5月鉱工業生産と1−3月期GDP(国内総生産)、20日の5月小売売上高と5月失業率など。また、原油価格に影響を与える18日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や19日の米EIA(エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1310−1370ポイントのレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




