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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高、海外株高背景に4週続伸=BRICs市況
2019-06-10 11:06:00.0
前週(3−7日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の7日終値が前日比0.46%高の1325.95、前週比でも3.02%高となり、4週続伸した。
週明け3日の指数は4日続伸して始まった。国営天然ガス大手ガスプロムが増配や経営陣刷新の憶測で急騰し、指数を押し上げた。
4日は5日ぶりに反落し、5日も値を下げ続落した。利益確定売りが出たほか、EU(欧州連合)が対ロ経済制裁の適用期間の延長を決めたことや、ブレント原油先物が1バレル=60ドルを割り込んだことが嫌気された。
6日は3日ぶりに反発し、週末7日も値を上げ続伸した。6日は、ECB(欧州中央銀行)が金融政策決定会合で景気を刺激するため、金融緩和スタンスを従来の19年末から20年上半期まで延長する方針を決めたことを背景に海外市場が堅調となり、ロシア株も買われ相場は持ち直した。ブレント原油先物が62ドル台に回復したことも支援材料となった。
7日は米国がメキシコからの全輸入品への5%関税の適用を延期する可能性が米国メディアで報じられたことや、28−29日に大阪で開かれるG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議で、米国のトランプ大統領が中国の習近平国家主席とトップ会談を行うことから米中貿易協議の進展期待、さらには原油価格が63ドルを突破したことで買い優勢となった。
今週(10−14日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米国の中国・メキシコとの貿易協議、中東情勢、ウクライナ・ケルチ海峡紛争をめぐる西側の対ロ制裁、14日のロシア中央銀行の金融政策決定会合などが焦点となる。主な国内経済指標の発表の予定は11日の4月貿易収支など。また、原油価格に影響を与える11日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や12日の米EIA(エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1270−1350ポイントのレンジの動きが予想される。12日は「ロシアの日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




