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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ5月CPI、前年比18.71%上昇―2カ月連続で伸び鈍化

2019-06-05 10:40:00.0

 トルコ統計局が3日発表した5月CPI(消費者物価指数)は前年比18.71%上昇と4月の同19.50%上昇や市場予想の19.10%上昇を下回り、2カ月連続で伸びが鈍化した。伸び率は2月の19.67%上昇以降、4カ月連続で20%上昇を下回っており、インフレが急加速する前の18年8月(17.9%上昇)以来10カ月ぶりの低い伸びに戻った。

 調査品目のうち、最も高い伸びとなったのは食品・清涼飲料水の前年比28.44%上昇だった。次いで、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスが同26.75%上昇、家具・家庭用品が同24.54%上昇、教養・娯楽が同20.06%上昇、ホテル・カフェ・レストランが同19.77%上昇となっている。

 同国のCPIは18年8月時点では前年比17.9%上昇だったが、同9月に一気に同24.5%上昇に伸びが加速。同10月に同25.24%上昇と、ピークに達した。しかし、その後は減速傾向にある。市場ではインフレは今後数カ月、減速するとみており、19年12月末時点のCPIの見通しを平均で15.78%上昇(レンジは13.5%上昇−17.6%上昇)と予想している。

 トルコのベラト・アルバイラク財務相は、今回の統計結果について、「インフレ率の低下傾向が続いており、今年末時点のインフレ目標は達成される」と述べている。政府が18年9月に発表したインフレ見通しでは19年が15.9%上昇、20年は9.8%上昇、21年は6.0%上昇と、予想している。

 一方、トルコ中銀が4月30日に発表した最新の四半期インフレ報告書では19年末時点のインフレ率は中心値で14.6%上昇(レンジは11.9%−17.3%上昇)、20年末は同8.2%上昇(5.1−11.3%上昇)、21年末は5.4%上昇と、政府予想よりかなり低めになっている。

 トルコ中銀は4月25日の金融政策決定会合で政策金利を現行の24.00%に据え置いたが、市場では中銀はインフレが急速に減速し始める19年半ばごろまでは現行の金融引き締めのスタンスを維持し利下げはそれ以降になるとみている。

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提供:モーニングスター社