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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ガスプロムの好決算が主導し3週続伸=BRICs市況

2019-06-03 10:34:00.0

 前週(5月27−31日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の31日終値が前日比0.04%高の1287.09、前週比でも0.62%高となり3週続伸した。

 週明け27日の指数は続伸して始まった。ブレント原油先物が米石油関連統計の結果を好感し1バレル=68ドル超に上昇したことや、海外市場の堅調を追い風に買い優勢となった。

 28日は3日ぶりに反落。原油先物価格が70ドルを目前に上値が重くなったことや、中国政府がレアアース(希土類)の対米輸出を制限する用意があると発表し、米中通商問題をめぐる緊張が高まり海外市場が軟調となったことがロシア株の売りにつながった。

 29日は反発し、週末31日まで3日続伸した。

 週後半は、原油価格が66ドルに下落したものの、国営天然ガス大手ガスプロムの四半期決算で純利益が市場予想を上回ったことから急伸し、指数の上げを主導。週末もガスプロムのほか、ロシア航空大手アエロフロートが好調な四半期決算を受け大幅高となり、相場をけん引した。ただ、トランプ米大統領がメキシコからの移民が抑制されるまで、同国からのすべての輸入品に5%の追加関税を上乗せすると発表したため、米国を中心とした貿易摩擦の激化で世界経済が減速するとの懸念が広がり、相場の上げは限定的となった。

 今週(3−7日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中通商協議、中東情勢、ウクライナ・ケルチ海峡紛争をめぐる西側の対ロ制裁などが焦点となる。主な国内経済指標の発表の予定は3日の製造業PMI(購買担当者景気指数)や6日の5月CPI(消費者物価指数)など。また、原油価格に影響を与える4日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や5日の米EIA(エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1230−1300ポイントのレンジの動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、 iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社