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<新興国eye>前週のブラジル株、下院議長の年金法案7月採決発言受け続伸=BRICs市況
2019-06-03 10:34:00.0
前週(5月27−31日)のブラジル株式市場は31日のボベスパ指数が前日比0.44%安の9万7030.32、週間ベースでは24日終値比3.63%高となり、続伸した。
週明け27日の指数は反発して始まり、30日まで4日続伸した。
週前半は、鉄鉱石相場の上昇を受け、鉱山大手ヴァーレとブラジルの鉄鋼大手CSNが急騰し、指数の上げを主導。また、マイア下院議長がボウソナロ大統領との会談後、記者団に対し、できるだけ早期に年金改革法案を下院で採決したい考えを示したことも買い材料となった。
週後半は、米中貿易摩擦が長期化し、世界景気が減速するとの懸念で欧州市場が軟調となり、ブラジル株にも売り圧力がかかったが、マイア下院議長が年金改革法案の採決を7月初めまでに行うと発言したことが支援材料となり、買い優勢となった。
週末31日は5日ぶりに反落。原油先物価格が急落したことが嫌気され、国営石油大手ペトロブラスやヴァーレが急落したほか、冷凍食品大手BRFと食肉大手マルフリグ・グローバルフーズが合併協議を行っているとの報道で、競合する牛肉加工世界大手JBSが売られ、指数の下げを主導した。
今週(3−7日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、年金改革法案や財政再建の先行きなど注目される。主な経済指標の発表の予定は3日の5月製造業PMI(購買担当者景気指数)や5月貿易収支と4日の5月IPC−Fipeインフレ指数(サンパウロ大学経済研究所が発表する消費者物価指数)、4月鉱工業生産、5日のサービスPMI、6日の5月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)、7日の5月IPCA(拡大消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




