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<新興国eye>前週の上海総合指数、MSCI指数の中国株引き上げ観測受け反発=BRICs市況
2019-06-03 09:36:00.0
前週(5月27−31日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の31日終値が24日終値比1.60%高の2898.696となり、6週ぶりに反発した。
週明け27日の指数は買い優勢で始まり、29日まで4日続伸した。米中貿易摩擦の激化懸念で指数が一時、大幅下落となったが、当局は指数の2800ポイント割れを回避するため、何らかの株価支援策を打ち出すとの期待感が強まった。また、中国銀行保険監督管理委員会の郭樹清主席が地元テレビ局のインタビューで、米中貿易摩擦の株式市場への影響は限定的との見方を示したことや、MSCIエマージング・マーケット指数の中国株の比率が28日から引き上げられる見通しと伝わったことが支援材料となった。
30日は5日ぶりに反落し、週末31日も値を下げ続落した。中国政府がレアアース(希土類)の対米輸出を制限する用意があると発表し、米中間の通商問題をめぐる緊張が高まり世界景気が減速するとの懸念から外国人投資家による売りが活発化した。また、債務急増で経営破綻の危機に直面している内モンゴル自治区の包商銀行が中国金融当局の管理下に入ったことで銀行セクターが売られたことも響いた。
今週(3−6日)の株式市場は、引き続き米中通商協議などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は3日の5月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)や5日の5月財新サービス業PMIなど。7日は「龍船節」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




