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<新興国eye>前週のブラジル株、景気悪化懸念や年金改革の遅れで3週続落=BRICs市況
2019-05-20 10:45:00.0
前週(13−17日)のブラジル株式市場は17日のボベスパ指数が前日比0.04%安の8万9992.73と3日続落し、週間ベースでも10日終値比4.52%安となり、3週続落した。
週明け13日の指数は3日続落して始まった。米中通商協議が10日に合意できなかったことや、中国政府が報復措置として600億ドル相当の米国製品の関税率を25%に引き上げると発表したことから米中貿易摩擦の激化懸念が強まり、リスクオフムードが広がった。
14日は4日ぶりに反発。安値拾いや値ごろ感による買い戻しが活発化した。
15日は反落し、週末17日まで3日続落した。3月IBC−Br経済活動指数が市場予想を大幅に下回り、景気減速懸念が強まったことや、通貨レアルが対ドルで18年9月来安値にまで下落し、資本流出懸念が強まったこと、さらには年金改革の遅れ観測も加わって売りが優勢となった。特に、鉱山大手ヴァーレがブラジル南東部ミナスジェライス州バラン・デ・コカイスにある傘下のゴンゴ・ソコ金鉱山のダムが決壊する恐れがあると伝えられると急落し、指数を大きく押し下げた。
今週(20−24日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の年金改革法案や財政再建の先行きなど注目される。主な経済指標の発表の予定は24日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)5月消費者信頼感指数と5月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




