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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高やガスプロムの増配を好感し反発=BRICs市況
2019-05-20 10:34:00.0
前週(13−17日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の17日終値が前日比0.53%安の1254.68と4日ぶりに反落したが、週間ベースでは3.37%高となり、反発した。
週明け13日の指数は5日続落して始まった。米中通商協議が10日に合意しなかったことや、ブレント原油先物が1バレル=70ドル台に下落したことが嫌気された。
14日は6日ぶりに反発し、16日まで3日続伸した。国営天然ガス大手ガスプロムが配当金を2倍に増額すると発表したことを受け16%超高と急伸し、指数の上げを主導した。また、中東で緊張が高まったことを受け原油価格が反発したことや、トランプ米大統領が中国との通商協議の行き詰まりを打開するため、6月に首脳会談を開く意向を示したことも買い安心感につながった。
週末17日は4日ぶりに反落した。これまでの相場上昇を受け、足元での高値警戒感が強まり利益確定売りが優勢となったほか、トランプ大統領が中国通信機器大手ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)の米国市場へのアクセス阻止を狙って、米国の安全保障上の脅威が認められた場合、米企業が同社製の通信機器の使用を禁じる大統領令に署名したことで米中関係の緊張が高まり、地合いが悪化した。
今週(20−24日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中通商協議、中東情勢、ウクライナ・ケルチ海峡紛争をめぐる西側の対ロ制裁、英国のEU(欧州連合)離脱問題などが焦点となる。主な国内経済指標の発表の予定は22日の4月鉱工業生産や24日の4月小売売上高と4月失業率など。また、原油価格に影響を与える21日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や22日の米EIA(エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1230−1300ポイントのレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




