youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>インド航空2位ジェットエアウェイズが経営破綻―18日から運航停止へ

2019-04-19 11:07:00.0

 インド航空2位のジェットエアウェイズは17日、国内の取引先銀行グループからの緊急金融支援が拒否されたことを受け、同日の国内線運航を最後に18日から全面的に運航を停止し、事実上、経営破綻したことを明らかにした。

 取引先銀行には政府系の国営銀行インドステイト銀行が含まれているが、ジェットエアウェイズは16日、銀行団から金融支援の打ち切りを通告された。同社は17日の声明文で、「(運航停止は)困難な決断だったが、暫定的な資金手当てが得られない状況では運航を継続することができない」と述べている。同社の運航は経営難のため、16日までに5機の旅客機使用による1日40便に縮小していた。

 銀行団は今後、ジェットエアウェイズの株式の75%を民間の投資家に売却し経営再建を目指したい考えで、5月10日を締切日とした売却入札を行う。米経済専門オンラインメディア、CNNマネーによると、現在、有力な投資家として、ジェットエアウェイズの株式24%を保有しているアラブ首長国連邦アブダビ首長国のエティハド航空の名前が挙がっているが、同航空も過去3年間で約49億ドルの累積赤字を抱え経営が悪化しているという問題がある。

 ジェットエアウェイズの経営破綻は12年のインドの実業家ビジェイ・マリヤ氏が創業したキングフィッシャー航空の破綻以来7年ぶりの大型倒産となり、ジェットエアウェイズは運航停止により、2万人超の従業員が解雇される可能性がある。モディ首相は5月23日の総選挙で政権の2期目入りを目指しているが、野党が失業者の増大につながるとして政権批判を強めていることから、今回のジェットエアウェイズの破綻は総選挙に悪影響を及ぼす恐れがある。

<関連銘柄>
 上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
 インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社