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<新興国eye>カンボジア、5年ぶりに「政府民間フォーラム」を開催
2019-04-19 10:53:00.0
3月29日、民間企業が抱える問題をカンボジア政府と協議する「第18回政府民間フォーラム」がプノンペンで開催されました。フォーラムには、政府側はフン・セン首相をはじめとして主要閣僚が参加しました。民間側からは、カンボジア商工会議所や各国の商工会議所関係者等が参加し、総勢600人ほどが参加する大会議となりました。以前は、毎年開催されていたのですが、14年を最後に開催されておらず、5年ぶりの開催となりました。
会議では、農業、観光、製造業、法律、金融、運輸、貿易、産業関係、コメ、電力の10の作業部会から提起された問題が討議されました。具体的には、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加検討、祝日数の削減検討(30日から23日程度へ)、投資法改正の促進、経済特区法制定の促進、停電解消策の検討、鉄道運営主体の変更問題などについて討議されました。
このフォーラムで問題が解決されることにより、経済界へのコスト削減効果は直接・間接を含め4億ドル(約444億円)に達するとしています。
カンボジアでは、外資誘致による経済発展が重要であり、そのための投資環境整備が重要な課題となっています。政府と民間の対話の強化により、1つずつ問題を解決していくことは重要であり、今回のフォーラムでの議論が今後着実に具体化していくことが期待されます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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