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<新興国eye>前週のブラジル株、世界経済鈍化懸念や主力株大幅安で3週ぶり反落=BRICs市況
2019-04-15 11:01:00.0
前週(8−12日)のブラジル株式市場は12日のボベスパ指数が前日比1.98%安の9万2875.00、週間ベースでも5日終値比4.36%安となり、3週ぶりに反落した。
週明け8日の指数は3日続伸して始まった。原油や鉄鉱石の価格上昇でエネルギーセクターが上昇したほか、パウロ・ゲデス財務相が今後10年間で年金支出を1兆レアル削減する計画を発表したことが好感された。
9日は4日ぶりに反落し、週末12日まで4日続落した。これまでの相場上昇を受け、利益確定売りが活発化したことに加え、トランプ米大統領がEU(欧州連合)からの110億ドル相当の輸入品(航空機部品やワインチーズ、アパレルなど)に対する関税率を引き上げる方針を示したことから米・EU貿易摩擦が悪化するとの懸念で売り優勢となった。
このほか、世界経済減速懸念の強まり、金融大手のブラデスコやイタウ・ウニバンコ、また、国営石油大手ペトロブラス、鉱山大手ヴァーレの株価急落も指数の押し下げ要因となった。
さらに、12日はペトロブラスがボウソナロ大統領の要請でディーゼル価格の7.5%引き上げ計画を撤回したことを受け9%近く急落したほか、ブラジル銀行やブラジル中央電力、サンパウロ州基礎衛生公社など国営企業が売られ、指数は一段安となった。
今週(15−18日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、米・EU貿易摩擦、新政権の年金改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は15日の2月IBC−Br経済活動指数など。19日は「聖金曜日」の祝日のため、休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




