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<新興国eye>前週のブラジル株、年金改革めぐる政府と議会の緊張緩和などを受け続伸=BRICs市況
2019-04-08 11:23:00.0
前週(1−5日)のブラジル株式市場は5日のボベスパ指数が前日比0.83%高の9万7108.17、週間ベースでも3月29日終値比1.78%高となり、続伸した。
週明け1日の指数は3日続伸して始まった。中国の製造業関連指標が堅調となったことで世界経済減速懸念が後退したことや原油価格の上昇が支援材料となった。また、鉄鉱石相場の上昇を受け、鉱山大手ヴァーレや鉄鋼大手のコンパニア・シデルルジカ・ナシオナル(CSN)とゲルダウが急伸し、指数を押し上げた。
翌2日は反落し、3日も値を下げ続落。利益確定売りが優勢となったほか、年金改革法案をめぐり、パウロ・ゲデス財務相と下院憲政委員会(CCJ)との対立が深まったことが嫌気された。
4日は反発し、週末5日も値を上げ続伸した。4日は買い戻しが活発化したことや、トランプ米大統領が米中通商協議は4週間ほどで最終合意する可能性があると発言したことが伝えられ買いが優勢となった。また、議会では年金改革をめぐり、ボウソナロ大統領と各党の党首との会談が開かれたことで、年金改革が進むとの期待感で地合いが改善した。
5日も政府と議会の年金改革法案をめぐる対立関係が緩和したことから、7月までに同法案の投票が行われるとの見通しが強まり、買いが広がった。
今週(8−12日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の年金改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は8日の3月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP−DIインフレ指数(全国卸売物価指数)や9日の2月小売売上高、10日の3月IPCA(拡大消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




