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新興国ニュース

<新興国eye>ルーマニア中銀、政策金利を現状維持―7会合連続

2019-04-03 11:28:00.0

 ルーマニア国立銀行(中銀)は2日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を2.50%に据え置くことを決めた。

 また、中銀は主要政策金利の±1ポイントのレンジの上限にあたる市中銀行に資金供給するためのロンバート型貸出金利も3.50%、下限にあたる資金吸収のための預金金利も1.50%にいずれも据え置いた。一方、金融システム内の流動性を適切に管理するため、市中銀行が中銀に預ける預金準備率についても自国通貨建ての預金準備率を8.00%、また外国通貨建ての預金準備率も8.00%に据え置いた。

 中銀は18年1月会合で08年8月1日会合以来9年5カ月ぶりとなる金融引き締めに転換。同2月会合でも小幅利上げを実施し利上げ幅は計0.50ポイントに達した。同4月会合では現状維持を決めたが、翌5月会合で3カ月ぶりに利上げを再開。政策金利を0.25ポイント引き上げた。しかし、同7月会合で現状維持に転換し、これで7会合連続の金利据え置きとなる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、「ユーロ圏や世界の経済成長ペースや原油価格の動向、ECB(欧州中央銀行)の金融政策スタンス、さらには英国のEU(欧州連合)離脱後の影響など先行きの見通しが不透明となっている」と外部環境の先行きに対する懸念を強調した。

 インフレの現状については、「CPI(消費者物価指数)でみた2月のインフレ率が前年比3.83%上昇と、1月の同3.32%上昇や18年12月の同3.27%上昇から伸びが加速。物価目標レンジ(1.5−3.5%上昇)の上半分をやや上回り、中銀の予想も上回った。また、調整後コアインフレ率も2月が同2.7%上昇と、1月の同2.5%上昇や12月の同2.4%上昇から伸びが加速した」としている。

 特に、コアインフレ率が加速した理由については、「原油価格の上昇による間接的な影響や通貨安、さらには(需要拡大によって引き起こされる)デマンドプルと賃金上昇によるインフレ圧力の上昇によるもの」としたが、「2月四半期インフレ報告書の予測より高くなっている」と予想をオーバーシュートしたとの認識を示している。

 その上で、今後のインフレ見通しについて、「短期的には物価目標レンジ(1.5−3.5%上昇)の上限をやや上回る水準になる」との見方を示した。

 次回の金融政策決定会合は5月13日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社