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<新興国eye>前週のブラジル株、鉄鉱石相場上昇や税制改革期待で反発=BRICs市況
2019-04-01 12:00:00.0
前週(3月25−29日)のブラジル株式市場は29日のボベスパ指数が前日比1.09%高の9万5414.55、週間ベースでも22日終値比1.79%高となり、反発した。
週明け25日の指数は6日続落となって始まった。26日は反発したものの、27日は反落。週前半は売られ過ぎとの見方から買い戻しが入る場面もあったが、米経済のリセッション(景気後退)懸念や世界景気の減速懸念、さらにはテメル前大統領とフランコ元大統領府秘書室長官が前の週、収賄容疑で連邦警察に逮捕されたことで政界が混乱し、今後、議会で年金改革が進まなくなるとの懸念が広がり、売り優勢となった。
28日は反発し、週末29日も値を上げ続伸した。前日の下落基調から安値拾いや値ごろ感による買い戻しが活発化。米中通商協議が進展するとの期待感やブラジル中銀が利下げに転換するとの思惑も支援材料となった。また、パウロ・ゲデス財務相が税制改革を開始することを明らかにしたことも好感され、買い優勢となった。
29日は、鉄鉱石相場の急騰を受け、鉱山大手ヴァーレや鉄鋼大手コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル(CSN)、ウジミナス(ミナスジェライス製鉄所)などの鉄鋼株がいずれも4%近く急伸し、指数の押し上げにつながった。
今週(4月1−5日)の株式市場は、テメル前大統領の逮捕後の政界混乱や海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の年金改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は1日の3月製造業PMI(購買担当者景気指数)や2日の2月鉱工業生産、3日の3月サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




