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<新興国eye>前週の上海総合指数、世界景気減速懸念を背景に3週ぶり反落=BRICs市況
2019-04-01 09:48:00.0
前週(3月25−29日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の29日終値が22日終値比0.43%安の3090.76となり、3週ぶりに反落した。
週明け25日の指数は反落して始まり、26日も値を下げ続落となった。週前半は、前の週末、米国債市場が逆イールド(長短金利の逆転現象)となったことから米経済のリセッション(景気後退)懸念、および世界景気減速懸念が強まって海外相場が軟調となり、短期的に中国市場に流入している海外資金が引き揚げられるとの思惑が広がって売り優勢となった。また、米中通商協議(28−29日)に対する警戒感も地合いの悪化につながった。
27日は国家統計局が発表した1−2月工業部門企業利益が前年比14%減の7080億1000万元と、大幅減少となったことから政府による景気対策が強まるとの期待感から3日ぶりに反発した。
28日は反落。北京で開かれた閣僚級の米中通商協議への懸念が強まり、相場を押し下げた。
週末29日は急反発。中国が米中通商協議に向け新提案を示し、ムニューシン米財務長官も米中協議に向け楽観的な見方を示したことや、中国の李克強首相が前日、外資系の銀行や保険会社に金融市場へのアクセスを拡大し、外国人投資家に対するサービス部門の開放を進めると表明したことが好感され、買い戻しが進んだ。
今週(4月1−4日)の株式市場は、米中通商協議などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場が注目される。主な経済指標の発表は1日の3月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)や3日の3月財新サービス業PMIなど。5日は「清明節」の祝日のため、休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




