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<新興国eye>前週のブラジル株、年金改革の進展や堅調な経済指標受け続伸=BRICs市況
2019-03-18 10:38:00.0
前週(11−15日)のブラジル株式市場は15日のボベスパ指数が前日比0.54%高の9万9136.74と反発し、週間ベースでも8日終値比3.96%高と続伸した。
週明け11日の指数は3日続伸して始まった。海外市場が堅調となったことでブラジル株も買われた。また、ブラジル国営石油大手ペトロブラスが19−23年の向こう5カ年計画を発表し、営業経費を81億ドル削減する方針や、同社のロベルト・カステロ・ブランコCEO(最高経営責任者)が傘下の天然ガスパイプライン輸送子会社TAGの株式90%を売却することで近く合意する見通しを明らかにしたことが好感され、同社の株価が急騰。指数の押し上げにつながった。
12日は4日ぶりに反落。連日の株価上昇で利益確定売りが出た他、2月IPCA(拡大消費者物価指数)が市場予想を上回り、インフレ加速懸念が意識され、売り優勢となった。
13日は急反発したが、14日は反落。13日は下院が政府の年金改革法案を審議するため、憲政委員会(CCJ)を設置し、委員長を選出したことで、年金改革が前進するとの期待感が強まり、買い優勢。14日は米中首脳会談の開催が3月中の見通しから4月以降に先延ばしになったことが嫌気されことが売り材料となった。ただ、1月小売売上高が市場予想を上回ったことや、原油高で資源セクターが買われたことから、指数の下げは小幅にとどまった。
週末15日は反発した。米株市場が堅調となったことや、家畜伝染病「アフリカ豚コレラウイルス(ASF)」が中国で見つかり、約100万頭の家畜が殺処分されたことを受け、冷凍食品大手BRFの対中国輸出が急増するとの思惑で、同社の株価が7%超の大幅高となったことが相場をけん引。指数は終値で9万9000ポイントの大台を初めて突破した。
今週(18−22日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の年金改革や財政再建の先行き、さらには19日の米ブラジル首脳会談や20日のブラジル中銀の金融政策決定などが注目される。主な経済指標の発表は18日1月IBC−Br(経済活動指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




