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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、年金法案の議会審議開始で反発=BRICs市況

2019-03-11 12:02:00.0

 前週(6−8日)のブラジル株式市場は8日のボベスパ指数が前日比1.09%高の9万5364.85と続伸し、週間ベースでも1日終値比0.80%高と、反発した。週初4日から5日まではリオデジャネイロのカーニバルのため、休場となった。

 休場明けの6日の指数は4日続落して始まった。ボウソナロ大統領の年金改革の先行き懸念や、ブラジル中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で、19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しが2.48%増から2.30%増に下方修正されたことが嫌気され、売り優勢となった。前の週、ボウソナロ大統領は年金改革法案で示した女性の年金支給開始年齢62歳が修正される見通しを指摘し、政府案のままでは議会通過が難しい情勢となっている。このため、市場では年金改革が遅れるとの懸念が強まり、特に、外国人投資家が積極的な投資を控えた。

 7日は5日ぶりに反発し、週末8日も値を上げ続伸した。7日は、政府が内容を一部修正した年金改革法案を議会に提出し審議が始まったとの報道が支援材料となった他、安値拾いの買い戻しが活発化した。8日も朝方、3%超も急落していた原油価格が引けに回復したことを好感し、国営石油大手ペトロブラスの株価(優先株)が上昇に転じたことや、金融株が軒並み買われ、指数の上げを主導した。また、パウロ・ゲデス財務相が地元紙のインタビューで政府の年金改革法案が議会で承認される見通しを示したことも支援材料となった。

 今週(11−15日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の年金改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は11日の2月自動車生産・販売台数や12日の2月IPCA(拡大消費者物価指数)、13日の1月鉱工業生産、14日の1月小売売上高など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社