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<新興国eye>前週の上海総合指数、世界景気減速懸念で9週ぶり反落=BRICs市況
2019-03-11 10:07:00.0
前週(4−8日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の8日終値が1日終値比0.8%安の2969.86となり、9週ぶりに反落した。
週明け4日の指数は買い優勢で始まり、2営業日続伸して始まった。翌5日以降も値上がりし7日まで5日続伸した。
週前半は、今後の米中協議の見通しに関し、3月中旬に米中首脳会談が開かれると伝えられたことや、5日に開幕した全国人民代表大会(全人代)で李克強首相が19年のGDP(国内総生産)伸び率の目標を低目の6.0−6.5%増(18年成長率は6.6%増)に設定したが、2兆元規模の法人税減税・手数料引き下げの他、製造業を支援するための増値税(付加価値税)引き下げや、中小企業を支援するための中小銀行の預金準備率引き下げ、大手行による中小企業向け融資30%超拡大の方針を示したことが好感された。
週後半は、全人代の政府活動報告で、法人税減税や産業別支援策に加え、インフラ投資拡大のため、地方政府の特別債発行上限を前年の1.35兆元から2.15兆元に拡大するなどの景気対策が打ち出されたことや、中国国家発展改革委員会(NDRC)が年内に国内消費拡大策を講じると発表したことで買いが優勢となった。
週末8日は急反落。世界景気減速懸念で海外市場が軟調となったことや、米中通商協議の先行き不透明感、さらには足元の高値警戒感から利益確定売りが強まった。
今週(11−15日)の株式市場は、米中通商協議などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー相場が注目される。主な経済指標の発表の予定は14日の2月鉱工業生産と2月小売売上高、2月都市部固定資産投資、15日の70都市住宅価格など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




