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<新興国eye>インドネシア中銀、政策金利を現状維持―3会合連続
2019-02-22 12:11:00.0
インドネシア中央銀行(BI)は21日の理事会で、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を6.00%に据え置くことを決めた。市場の予想通りだった。
また、中銀は過剰流動性を吸収するための翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も5.25%に、翌日物貸出ファシリティー金利も6.75%に据え置いた。
中銀は17年10月会合から18年4月会合まで7会合連続で政策金利を据え置いたが、同5月ごろからルピア安が急速に進行したため、ルピア安と国内からの資金流出を阻止するため、5月の定例会合と同30日の臨時会合、6月、8月、9月の会合で利上げを実施。10月会合で現状維持を決めたが、11月会合で6回目の利上げを実施し利上げ幅は計1.75ポイントに達した。現状維持は前回1月会合に続いて3会合連続。
中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、「現在の政策金利の水準は、経常赤字を許容範囲の水準に抑制することや、インドネシアの金融市場の魅力を維持することと合致する」と前回会合時とほぼ同様の見解を述べている。
これまで利上げの根拠となっていた通貨ルピア相場の下落懸念についても、「最近のルピア相場は堅調を維持し経済の安定に寄与している。外貨が国内資産市場に流入したことや、インドネシア経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映し、18年10−12月期のルピア相場は3.63%上昇した。19年1月はさらに2.92%上昇となり、2月も堅調を維持している」「ルピア相場は市場メカニズムを反映して今後も安定するとみられる」と述べ、前回会合時に続いてルピア安懸念が後退していることを示した。
その上で、中銀は前回会合時に使った「世界の金融市場の先行きが依然不透明なので引き続き十分注意し、ルピア相場が経済のファンダメンタルズを反映して安定するよう措置を講じる」というドル売り・ルピア買いの為替介入の継続を示唆する文言を削除した。
また、金融政策について、前回会合時まで「短期金融市場と金融システムを支えるため、短期金融市場や外為市場で適切な水準の流動性(通貨ルピア)を維持する市場操作戦略を継続する」としてきたが、今回の会合では、「銀行セクターの資金調達を増やすため、流動性の供給を拡大する公開市場操作(オペ)戦略を開始する」とオペを通じた流動性の潤沢供給による金融緩和策を導入する方針を示した。
インフレについては、「1月のインフレ率は前年比2.82%上昇(18年12月は同3.13%上昇)と、低水準で安定している」との現状認識を示した上で、今後のインフレ見通しについては、「19年の物価目標(3.5%上昇±1%)の範囲内に収まる」とし、前回会合時の予想を据え置いた。
また、中銀は前回会合時と同様に、「19年の経常赤字を対GDP(国内総生産)比で約2.5%に削減する。このため、政府や関係機関と協力していく」と経常赤字の削減に取り組む考えを示した。景気見通しについては、「19年の成長率は個人消費と投資の拡大により、5−5.4%増を予想している」と前回会合時の見通しを維持した。
次回の金融政策決定会合は3月20−21日に開かれる予定。
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