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<新興国eye>「市場昇格」時にETF組入れとなるベトナム銘柄―国内大手証券予想
2019-02-20 14:35:00.0
ベトナム大手証券会社であるバオベト証券(BVS)はこのほど、ベトナムの証券市場が「新興国市場」へ昇格した場合にETF(上場投資信託)が追加購入する銘柄の予想を発表した。
●「FTSE Emerging Markets Index」指数を採用するETF
同指数を採用しているETFは27本で、時価総額の合計は764億ドル(約8.4兆円)となっている。この中で最大のファンドはVanguardFTSE Emerging Marketsで、時価総額は612億ドル(約6.7兆円)に上っている。
FTSEが20年3月にベトナム株式市場を「フロンティア市場」から「第二新興国市場」へ昇格する場合、各ETFが追加購入する銘柄は、ビングループ(VIC)、ビンホームズ(VHM)、ベトコムバンク(VCB)、ビナミルク(VNM)、サイゴンビール・アルコール飲料(SAB)、ベトジェットエア(VJC)、ビンコムリテール(VRE)、バオベトグループ(BVH)の8銘柄で、追加購入額の合計は3億7534万ドル(約410億円)の見通し。
●「MSCI Emerging Markets Index」指数を採用するETF
同指数を採用しているETFは94本でで、時価総額の合計は2003億ドル(約22兆円)となっている。この中で最大のファンドはIShare CoreEmerging Marketsで、時価総額は577億3000万ドル(約6.4兆円)に上っている。
MSCIが20年にベトナム株式市場を「フロンティア市場」から「新興国市場」へ昇格する場合、各ETFが追加購入する銘柄は、VIC、VHM、VNM、VCB、VRE、BVHの6銘柄で、追加購入額の合計は8億5776万ドル(約940億円)の見通し。
これにより、ベトナムの証券市場が「新興国市場」へ昇格されれば、この2つの指数を採用する各ファンドから12億3310万ドル(約1360億円)を誘致することになる見通しだ。このうち、VIC、VHM、VNM、VCBの4銘柄の追加購入額は全体の84.4%にあたる10億4084万ドル(約1150億円)と予想されている。
【筆者:Viet Economic Research&AdVISory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業740社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。
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提供:モーニングスター社




