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<新興国eye>前週のブラジル株、ペトロブラスの資産売却や年金改革の進展で反発=BRICs市況
2019-02-18 11:07:00.0
前週(11−15日)のブラジル株式市場は15日のボベスパ指数が前日比0.50%安の9万7525.91と反落したが、週間ベースでは8日終値比2.29%高となり、大きく反発した。
週明け11日の指数は反落して始まった。1月下旬にブラジル南東部ミナスジェライス州ブルマジーニョのダムが決壊し多数の死傷者が出た事故以来、株価急落が続いている鉱山大手ヴァーレの先行き不透明感が払しょくされず、売り圧力が強まったことや、全体的にリスク投資が弱まる中で銀行セクターも売られ、指数を押し下げた。
12日は反発。政府の国営企業の民営化の一環として進められているブラジル国営石油大手ペトロブラスの天然ガスパイプライン輸送子会社TAGの売却交渉が大詰めを迎えたとの一部報道を受け、ペトロブラスの株価が4%近く急騰し、好相場となった。
13日は反落。18年12月小売売上高が前年比0.6%増と市場予想の同3.5%増を大きく下回ったことから、景気減速懸念が意識され売りが出た。
14日は大きく反発した。ボウソナロ新大統領が年金改革で年金支給開始年齢を男性は65歳、女性は62歳と、これまでのそれぞれ62歳と57歳とする旧案から引き上げたことが好感され、買い優勢となった。
週末15日は再び反落した。前日の年金改革の前進で相場が急伸した反動や、議会の承認が得られるまでには曲折が予想されるとの懸念が強まり、売り優勢となった。
今週(18−22日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、鉱山大手ヴァーレの株価動向、米中通商協議、新政権の経済改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は21日の2月IPCA(拡大消費者物価指数)や22日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)2月消費者信頼感指数など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




