新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米・EUの対ロ制裁懸念で続落=BRICs市況
2019-02-18 11:05:00.0
前週(11−15日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の15日終値が前日比1.83%高の1177.50と3日ぶりに急反発したが、週間ベースでは8日終値比1.85%安となり、続落した。
週明け11日の指数は小反発して始まり、12日も値を上げ続伸した。週前半は、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがロシアのソブリン債格付けを「Baa3」に引き上げたことや、サウジアラビアが3月から減産するとの一部報道でブレント原油先物が1バレル=62.5ドルに急伸したことが好感され、ロシア株に買いが集まった。
13日は大幅反落し、14日も大きく下げ続落。EU(欧州連合)と米国が18年11月25日にアゾフ海と黒海を結ぶケルチ海峡(クリミア半島東部)で起きた両国間の紛争の拡大を阻止するため、新たな対ロ制裁を共同で実施する見通しとなり、嫌気売りが加速した。
週末15日は3日ぶりに反発した。米政府の対ロ制裁案が議会ですべて承認される可能性は低いとの楽観的な見方が強まったことや、ブレント原油先物が65ドル台となったことで買い優勢となった。特に、ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)と国営金融大手VTB(対外貿易銀行)、国営天然ガス大手ガスプロムの買い戻しが目立った。
今週(18−22日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、米中通商協議、ウクライナ・ケルチ海峡紛争をめぐる西側の対ロ制裁などが焦点となる。主な国内経済指標の発表は19日の1月失業率と1月小売売上高など。また、原油価格に影響を与える20日のAPI週間石油在庫統計や21日のEIA週間石油在庫統計も注目される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




