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<新興国eye>前週のブラジル株、年金改革の遅延懸念で7週ぶり反落=BRICs市況
2019-02-12 10:37:00.0
前週(4−8日)のブラジル株式市場は8日のボベスパ指数が前日比0.99%高の9万5343.10と4日ぶりに反発したが、週間ベースでは1日終値比2.57%安となり、7週ぶりに反落した。
週明け4日の指数は買い優勢で5日続伸した。ブラジル中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の19年末時点の政策金利の見通しが前週予想の7.00%から6.50%に引き下げられたことが好感された。また、新政権による年金改革への期待感から買いが優勢となり、指数は終値ベースで初めて9万8000ポイントの大台に乗った。
翌5日は反落し、7日まで3日続落した。5日は連日の相場上昇で高値警戒感が強まり利益確定売り優勢。6日は大衆党の幹部が政府の年金改革法案を支持しない考えを示したことが嫌気され、指数は大幅安となった。市場では年金改革の遅れは財政再建に悪影響が及ぶだけでなく、金利上昇や企業の景況感の改善を遅らせ、その結果、企業の利益にも悪影響が及ぶことを懸念している。
7日は原油先物価格の急落を受け、ブラジル国営石油大手ペトロブラスが大幅安となったことや米株市場の軟調、さらには米国家経済会議(NEC)のローレンス・クドロー委員長が米中通商協議の合意見通しについて懐疑的な考えを示したことなどが指数の下げを加速させた。
週末8日は4日ぶりに反発した。週間ベースで大きく売られていた鉱山大手ヴァーレに買い戻しが入り、相場を押し上げた。
今週(11−15日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、鉱山大手ヴァーレの株価動向、米中通商協議、新政権の経済改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は13日の18年12月小売売上高など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




