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<新興国eye>前週の上海総合指数、景気対策期待や銀行資本増強策で4週続伸=BRICs市況
2019-01-28 09:41:00.0
前週(21−25日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の25日終値が18日終値比0.22%高の2601.72となり、4週続伸した。
週明け21日の指数は続伸して始まった。18年GDP(国内総生産)伸び率が前年比6.6%増で市場予想と一致し、政府目標の約6.5%増を上回ったことや、18年12月小売売上高と鉱工業生産が堅調となったことが好感された。また、政府が農村部の消費拡大を目指し、高品質な工業製品の「下郷」(購入支援)策を実施する計画も支援材料となった。
22日は3日ぶりに反落。前日にIMF(国際通貨基金)が19年の成長率見通しを下方修正し、世界景気鈍化懸念が強まり、売り優勢となった。
23日は小反発し、週末25日まで3日続伸した。23日から24日にかけては政府による景気支援への期待感が強まり相場を押し上げた。財政部は景気刺激のため19年の財政支出を拡大する方針を示した他、中国人民銀行(中銀)も中小企業支援として標的型中期貸出制度(TMLF)を通じ、初めての資金供給を実施したことが好感された。
25日も中国招商銀行の決算が好調となった他、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が銀行の補完的自己資本(ティア2)に算入可能な出資証券と永久債に保険会社が投資することを認め、銀行の資本増強に積極的な姿勢を示したことや、中国人民銀行が銀行の永久債の流動性を改善する金融調節手段として中銀短期証券スワップの創設を発表したことから、金融株が買われ、指数の上げを主導した。
今週(1月28日−2月1日)の株式市場は、1月末の米中通商協議など地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は政府が31日に発表する1月製造業PMI(購買担当者景気指数)や2月1日の1月財新製造業PMIなど。翌週2月4−8日は春節(旧正月)のため、長期休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




