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<新興国eye>カンボジア証券取引所、18年の時価総額44%増に
2019-01-25 12:38:00.0
12月31日、カンボジア証券取引所(CSX)は、「2018年市場動向統計の概要:2018年のカンボジア証券取引所の実績好調」と題する新聞発表を行いました。
上場企業5社の時価総額は、17年末の1兆2300億リエル(約334億円)から、18年末には1兆7700億リエル(約487億円)に44%増加しました。
CSXインデックスは、17年末の340.22から18年末には480.98まで41%上昇しています。
1日当たり平均出来高は、17年の5260万リエル(約145万円)から、18年は1憶680万リエル(約294万円)へと倍増しました。個別銘柄では、上場5銘柄中4銘柄が年間で上昇し、特にシアヌークビル港湾公社の株価は2倍以上に急騰しました。
証券口座数も、8973から2万525に増加しました。このうち84%がカンボジア人の口座です。モバイル取引は好調で、口座保有者の17%が使用しました。注文金額ベースでは59%がモバイル取引でした。
カンボジア証券取引所は、長らく出来高、株価とも低迷していましたが、18年になりようやく明るい兆しが出てきたものと見られます。しかし、まだ上場銘柄数も少なく、出来高も限られているため、今後とも銘柄数の増加や取引方法の改善等の努力を継続することが証券取引所には求められています。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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