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<新興国eye>年末年始のブラジル株、新大統領による経済改革期待受け上昇=BRICs市況
2019-01-07 13:35:00.0
年末年始(18年12月24日−19年1月4日)のブラジル株式市場は4日のボベスパ指数が前日比0.3%高の9万1840.79、12月21日終値比でも7.2%高となった。
12月24日と25日はクリスマスのため休場。取引が再開された26日は指数が反落した。ブラジル中銀が24日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しが前週予想の2.55%増から2.53%増に下方修正されたことから、景気減速懸念が強まり売り優勢となった。ただ、米株市場でダウ工業株30種平均が1000ドル超高と、過去最大の上げ幅を記録したこともあり、引けにかけて下げ幅を縮めた。
12月27日は反発し、31日と1月1日の休場を挟み4日まで5連騰した。27日から28日にかけては堅調な米株市場を背景に金融株や資源株が買われ、指数を押し上げた。
年明け取引が再開された2日は、ジャイール・ボルソナーロ新大統領の就任で楽観的なムードの中、ブラジル銀行や電力大手エレトロブラス、上下水道サービスを提供しているサンパウロ州基礎衛生公社(サベスプ)、石油大手ペトロブラスなどの国営企業が買われ、指数をサポート。3日も新政権による経済改革、国有企業の民営化や国有企業の資産売却などへの期待感が高まった。4日は強い米18年12月雇用統計が確認された他、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で、19年の利上げペースは加速しない見通しを改めて強調したことで買い安心感が広がった。ボベスパ指数は年明けから3日連続で過去最高値を更新した。
今週(7−11日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の経済改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表予定は8日の18年12月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP−DIインフレ指数(全国卸売物価指数)と18年11月鉱工業生産、18年12月自動車生産・販売台数、11日の18年12月IPCA(拡大消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




