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<新興国eye>年末年始の上海総合指数は反落―景気後退懸念で=BRICs市況
2019-01-07 09:47:00.0
年末年始(18年12月24日−19年1月4日)の中国株式市場は、主要指標となる上海総合指数の4日終値が18年12月21日終値比0.05%安の2514.87となった。
12月24日の指数は、19年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議で大規模減税の実施など積極財政と金融緩和政策を維持することが確認され反発した。
25日は反落し、27日まで3日続落。政府系シンクタンクの中国社会科学院が発表した経済白書で、中国の19年GDP(国内総生産)伸び率が6.3%増前後と、前年を0.3ポイント下回ると予想したことから景気減速懸念が強まり売りが優勢となった。また、米政府機関の一部閉鎖の長期化やトランプ米大統領によるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長解任観測で地合いが悪化したことも指数の押し下げにつながった。
年末最終日となった28日は4日ぶりに反発。新年の政府の景気支援への期待から買い戻しが入った。
12月31日と1月1日は大晦日と正月のため休場。取引が再開された2日は指数が反落して始まり、3日も値を下げ続落となった。国家統計局が31日発表した12月製造業PMI(購買担当者景気指数)が49.4と、業況判断の分かれ目となる50を約2年半ぶりに下回ったことで景気後退懸念が広がり売り優勢。その後も、景気後退懸念が地合いを悪化させたが、中国人民銀行(中銀)が銀行に対し、中小企業向け融資基準を緩和するように指示したことから下げは限定的となった。
週末4日は3日ぶりに反発した。李克強首相が市中銀行の預金準備率の引き下げや減税、手数料削減など景気テコ入れの方針を示した他、今後の米中通商協議について楽観的な見通しを示したことが支援材料となった。
今週(7−11日)の株式市場では引き続き米中通商協議などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は12月CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




