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新興国ニュース

<新興国eye>APO、「カンボジア国家生産性基本計画」を提案

2018-12-28 11:16:00.0

 12月13日、アジア生産性機構(APO)事務局長のサンティ・カノクタナポーン氏はプノンペンにてカンボジア工業手工芸省のチャム・プラシット大臣と会合し、「カンボジア国家生産性基本計画2020−2030」とこれを実現するための提案書を手渡しました。

 今回の「カンボジアの国家生産性基本計画」では20年から30年の10年間に年平均5.2%の生産性成長率を達成することを目指しています。また、こうした数値目標に加え、「カンボジア生産性2030ビジョン」として5つの目標を掲げ30年の目標達成に向け、戦略的主眼となる課題を定めました。

 具体的には、中小企業支援、高生産性地場企業のコアグループの形成、生産性向上への組織的対応、経済多様化、バリューチェーンの活用、作業モードの近代化などを挙げています。

 カンボジアはアジアでの相対的低賃金を活かして、労働集約的産業を梃に発展を進めていますが、今後発展を続けていくためには、生産性向上が必要不可欠となっています。カンボジア政府としても生産性向上委員会を設置するなどしてきましたが、今回の基本計画によって包括的な対応が進められていくことが期待されます。

【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。

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提供:モーニングスター社