新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油急落や米利上げ発世界株安で続落=BRICs市況
2018-12-25 10:30:00.0
前週(17−21日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の21日終値が14日終値比で3.52%安となり続落した。
週明け17日の指数は売り優勢で始まり、週末21日まで6日続落した。
週前半は、ブレント原油先物が一時、1バレル=61ドルを付けたが、その後、世界的な原油の供給過剰懸念や米石油協会(API)週間石油在庫統計が大幅な原油在庫増となったことから56ドルに急落したことが嫌気された。
週半ばは、原油先物価格がEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことから58ドルに値を戻したが、ロシア財務省が連邦債(OFZ)の入札を2カ月ぶりに中止することを決定したことが嫌気され通貨ルーブルが急落し、指数を押し下げた。
週後半は、ルーブル安が引き続き相場を押し下げた。また、FRB(米連邦準備制度理事会)が19日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを決めたことを受け、海外市場が下落し、ロシア株もツレ安となった。ただ、個別銘柄では、米財務省が議会に対し対ロ制裁の対象からの除外を求めたアルミ地金生産最大手UCルスアルが買われ大幅高となった。
週末21日は原油先物価格が53ドルにまで急落したことや海外市場が軟調となり、売りが加速した。
今週(24−29日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、米中貿易戦争などが焦点となる。主な国内経済指標の発表の予定は28日のロシア12月製造業PMI(購買担当者景気指数)など。また、原油価格に影響を与える26日のAPI週間石油在庫統計や28日のEIA週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1060−1120ポイントの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




