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新興国ニュース

<新興国eye>チェコ中銀、賛成多数で政策金利を現状維持―2委員が利上げ支持

2018-12-21 11:55:00.0

 チェコ国立銀行(中央銀行)は20日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を5対2の賛成多数で現状の1.75%に維持することを決めた。

 中銀は18年6月会合で4カ月ぶりに利上げを再開したあと、8月と9月の会合でも小幅利上げを実施。前回11月会合で今年4回目、また、17年8月以降では6回目の利上げを決めた。今回の会合では5人の委員が現状維持を支持し、2人の委員は0.25ポイントの小幅利上げを主張した。

 中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、「現在の経済予測によると、インフレ率は19年初めに伸びが加速するものの、その後、通貨コルナの上昇で輸入物価が押し下げられることや、賃金の上昇ぺースが徐々に鈍化することからインフレ圧力が低下する」、また、「金融政策が波及する一定期間、インフレ見通しに対する(インフレ上振れ・下振れ)両リスクは概ね均衡する」とし、インフレ加速懸念が後退したことから、今回の会合では政策金利の据え置きが適切と判断したとしている。

 中・長期のインフレ見通しについて、前回会合時と同様、「インフレ率はわれわれの物価目標の2%上昇を超えた水準から19年暮れごろ、または20年初めの時点には物価目標に接近する」との予想を据え置いた。前回会合時は、「経済予測期間(19年10−12月期から20年1−3月期)の経済見通しに対するリスクはややインフレ上ブレリスク」としていた。しかし、今回の会合では「最近のインフレ率の低下や原油価格の大幅下落などの外部環境はインフレ下振れリスクとなる一方で、通貨コルナ安はインフレ上ブレリスクとなるが、両リスクは均衡している」との判断を示している。

 今後の政策金利の見通しについては、「19年の政策金利は安定した動きとなるが、その後は中立金利に向かって上昇していく」と述べ、利上げサイクルを継続する考えを示した。

 中銀の次回会合は19年2月7日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社