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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、米中通商協議先行き不安で続落=BRICs市況

2018-12-17 11:36:00.0

 前週(10−14日)のブラジル株式市場は14日のボベスパ指数が前日比0.44%安の8万7449.50と4日ぶりに反落し、週間ベースでは7日終値比0.76%安となり、続落した。

 週明け10日の指数は大きく値を下げ3日続落となって始まった。海外市場が軟調となったことや、米中通商協議の先行き不安が強まり中国との貿易ウエートが大きいブラジルの株式が売られた。また、鉱山大手ヴァーレや、銀行株が軒並み大幅安となった。

 11日は4日ぶりに反発し、13日まで3日続伸した。11日は、中国の劉鶴副首相(貿易問題担当)がムニューシン米財務長官とライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表と電話会談を行ったことを受け、米中貿易摩擦懸念が後退し、買い戻しが活発化した。

 12日は前日にブラジル中央銀行が予想通り金利据え置きを決定したことや、パウロ・ゲデス次期経済相が国有資産の売却や歳出削減、規制緩和を行うとの観測で関連セクターが買われた。また、米中貿易摩擦懸念の緩和で中国向け輸出が大きいウジミナス(ミナスジェライス製鉄所)やゲルダウなどの鉄鋼株も急伸し、指数をサポートした。

 13日は、国内航空会社への外資の出資比率規制を20%から100%に引き上げることが決まったことを受け、ブラジル航空大手ゴル航空が5.26%高と急騰し、相場を押し上げた。

 週末14日は4日ぶりに反落した。引き続きゴル航空が買われたものの、それ以外では買い進めるのに十分な手掛かり材料が見つからず様子見気分が強まり、じり安となった。

 今週(17−21日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、新政権の経済改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表予定は21日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)12月消費者信頼感指数と12月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、11月経常収支、11月外国からの対内直接投資額(FDI)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社