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<新興国eye>ブラジル中銀、全員一致で政策金利据え置きを決定―6会合連続
2018-12-13 12:09:00.0
ブラジル中央銀行は12日の金融政策決定委員会で、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を過去最低水準の6.50%に維持することを全員一致で決めた。市場予想通りだった。
中銀は5月会合で、急激なレアル安が輸入物価を押し上げインフレを加速させるリスクが高まったとして、それまでの利下げ継続から金利据え置きに転換しており、据え置きはこれで前回11月会合に続いて6会合連続となる。中銀は16年10月会合で4年2カ月ぶりに利下げ(0.25ポイント)に転換し、それ以降、18年3月会合まで12会合連続で利下げを実施。16年10月以降の利下げ幅は計6.75ポイントに達しており、依然、金融政策は景気刺激重視の緩和スタンスを維持している。
中銀は政策決定後に発表した声明文で、政策金利を据え置いた理由について、前回会合時と同様、「われわれは基調的インフレ率が適切かつ好ましい水準で進んでいると判断している」と述べた。
中期のインフレ見通しについては、前回会合時と同様、「経済の不活発による高水準のたるみ(生産設備や労働力などの余剰)がインフレ下ブレリスクとなる一方で、経済の改革や調整の継続期待が裏切られれば上ブレリスクとなる。また、新興国経済の先行き見通しが悪化すればこの上ブレリスクはさらに高まる」とした上で「1番目の(経済不活発による)リスク(下ブレリスク)は高まったが、2番目の(経済改革・調整に関連した)リスク(上ブレリスク)は低下した」と述べ、インフレ下ブレリスクが高まったとの見方を示している。
景気見通しについては、前回会合時と同様、「最近の経済指標をみると、ブラジル経済は徐々にゆっくりとしたペースで回復している」、また、「経済状況は景気刺激的な金融政策、つまり、(インフレなき経済成長が可能となるような)構造的な金利水準より低い政策金利を必要としている」と景気刺激の金融政策が必要との認識を示している。
今後の金融政策の見通しについては、前回会合時と同様に、「経済予測の標準シナリオや(インフレの上ブレ・下ブレ)両リスクのバランスを考慮すると、政策金利を現在の水準で維持することが適切だと考える」と述べ、据え置き継続に含みを残した。
また、前回会合時に使われた「現在の景気刺激的な金融政策(低金利政策)はインフレ見通しに対する両リスクが悪化すれば徐々に解除する」との文言を削除し、金融引き締めの可能性を弱めたことから、市場では利上げ開始時期は遠のいたとみている。
次回の金融政策決定会合は19年2月5−6日に開かれる予定。
<関連銘柄>
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iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




