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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、独仏の対ロ制裁懸念後退など受け反発=BRICs市況

2018-12-03 11:05:00.0

 前週(11月26−30日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の30日終値が前日比1.33%安の1126.14と4日ぶりに反落したが、前週比では1.13%高となり反発した。

 週明け11月26日の指数は続落して始まった。ウクライナのクリミア半島に近いケルチ海峡で3隻のウクライナ海軍の艦船がロシア海軍による艦砲射撃のあと拿捕された事件(11月25日)をめぐり、西側による新たな対ロ制裁懸念が強まったことを受け、ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)が急落し、指数の下げを主導した。

 翌27日は3日ぶりに反発し、29日まで3連騰した。27日は買い戻しが強まった他、ブレント原油先物が1バレル=61ドルに回復したことが支援材料となった。28日は企業の配当増加などが好感され、関連銘柄に買いが集まった。

 29日、前日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演がハト派的と受け止められ、欧米市場が上昇しロシア株もツレ高となった。また、ウクライナとロシアのケルチ海峡での軍事衝突に対し、独仏が対ロ制裁の拡大を支持しなかったことも支援材料となった。

 週末30日は4日ぶりに反落した。原油先物価格が59ドルを割り込んだことや、トランプ米大統領がG20(20カ国・地域)首脳会議でロシアのプーチン大統領との会談を中止し、ケルチ海峡問題が解決されるまで首脳会談は開かない考えを示したことが嫌気された。

 今週(12月3−7日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、G20サミットでの米中貿易協議の結果、5−7日のOPEC(石油輸出国機構)総会での原油生産合意などが焦点となる。主な国内経済指標の発表は3日の11月製造業PMI(購買担当者景気指数)や5日の11月サービス業PMI、6日の11月CPI(消費者物価指数)など。また、原油価格に影響を与える4日の米石油協会(API)週間石油在庫統計や5日のEIA(米エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1080−1150ポイントの動きが予想される。

<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社