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新興国ニュース

<新興国eye>ロシア中銀、19年1月15日から外貨購入再開へ―ルーブル相場安定のため

2018-11-30 11:13:00.0

 ロシア中央銀行のエリビラ・ナビウリナ総裁は28日、モスクワで開かれたVTB(対外貿易銀行)傘下のVTBキャピタル主催の講演会で、通貨ルーブルの相場を安定させるため、早ければ19年1月15日からロシア国内市場での外貨購入を再開する意向を明らかにした。ロシアのプライム通信(電子版)や旧ソ連・アゼルバイジャンのヴェストニク・カフカザ紙などが伝えた。

 同総裁は、「今後も金融市場の状況が変わらなければ、年明け1月15日から定期的な外貨購入を再開する可能性がある」と述べた。ロシア中銀は外貨購入の再開について、12月14日に開かれる次回の金融政策決定会合で正式発表する予定で、同総裁は少なくとも21年まで緩やかなペースで外貨を購入したい考えを示している。

 中銀は18年初めごろ、急激なルーブル高を抑制するため外貨購入を開始したが、4月ごろから地政学的リスクでロシア国内から流動性が流出したことから一転してルーブル安となった。このため、ルーブル安の進行を阻止する目的で、8月下旬にロシア国内市場で(ドルなどの)外貨を12月末まで購入しない方針を決めている。

 この外貨購入停止決定について、中銀は10月26日の金融政策決定会合後に発表した声明文で、「9月会合時の利上げ決定や、(ルーブル安を阻止するため)ロシア国内市場で12月末まで(ドルなどの)外貨は購入しないとした決定が功を奏し、9月後半から10月初めにかけて、ルーブル相場の急激な変動が収まり、国内金融市場は落ち着いた」とルーブル安の進行懸念が緩和したとの認識を示している。

 年初来のルーブル相場の推移をみると、1−3月時点は1ドル=56−57ルーブルだったが、4月以降は63ルーブル台、9月上旬には70ルーブル台と、ルーブル安が急激に進み年初来20%安にまで達した。その後、外貨購入の停止により、9月下旬以降は65−66ルーブル台と、ルーブル安の進行が止まり年初来15%安にまで回復している。

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提供:モーニングスター社