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新興国ニュース

<新興国eye>ハンガリー中銀、政策金利据え置き―30会合連続

2018-11-21 09:03:00.0

 ハンガリー中央銀行は20日の金融理事会で、主要政策金利である3カ月物固定預金金利を過去最低の0.9%に据え置いた。市場の予想通りだった。

 中銀は16年3月に9カ月ぶりに利下げに踏み切り、それ以降、同5月会合まで3会合連続で利下げを実施したが、同6月会合から据え置きに転じた。今回で30会合連続の現状維持となる。

 ベース金利(3カ月物固定預金金利)以外の金利ターゲットについても翌日物預金金利をマイナス0.15%、翌日物有担保貸出金利を0.9%、7日物有担保貸出金利を0.9%と、いずれも据え置いた。

 中銀は金融政策決定会合後に発表した声明文で、景気の見通しについて、前回10月会合時と同様に、「内需の拡大とともにGDP(国内総生産)は潜在産出量(長期間維持可能なGDPの最高水準)の水準に近づいている」とした上で、「18年の経済成長率の見通しは4.4%増となり(17年の成長率を)上回るが、19年から伸びが徐々に減速する」と述べた。

 また、10月CPI(消費者物価指数)は前年比3.8%上昇と、9月の同3.6%上昇を上回り、コアインフレ率も2.6%上昇(9月は2.4%上昇)と、伸びが加速したが、中銀はインフレ見通しについて、前回会合時とほぼ同様に、「インフレ率は今後数カ月、燃料価格の低下で伸びが減速する。その一方で、コアインフレ率は個人消費の上昇につれて加速し、年末までにはインフレ率の全体指数とコア指数のカイ離が狭まる。インフレ率は19年半ばから持続安定的に物価目標(3%上昇)を達成する」とした。

 今後の金融政策についても、前回会合時とほぼ同様に、「中銀の使命は物価目標を持続安定的に達成することだ。そのためには金融緩和状態を維持することが必要だ」との文言を使い、当面、主要政策金利を維持する考えを示した。

 中銀は9月会合で、非伝統的な金融政策手段を今年12月末までに終了する方針を明らかにしたが、今回の会合でも金融政策の正常化を目指すため、「3カ月預金の受け入れ制度を今年末までに段階的に終了する」とし、また、「将来的には準備預金が主要な政策手段となる」とも述べ、750億フォリントの3カ月預金の受け入れ上限を年末までにゼロにする考えを改めて示した。また、中銀は前回会合時と同様、18年10−12月期の流動性を平残で少なくとも4000億−6000億フォリントとし、流動性の規模についても「12月末に見直す」との方針も維持した。

 さらに、中銀は9月会合で長期金利の先行きに影響を及ぼす変動金利と固定金利を交換する金利スワップ(IRS)の実施とMBS(不動産担保証券)の買い取りも今年12月末までに段階的に終了することも決め、このうち、MBSについては流通市場での買い取りを9月末に、起債市場での買い取りは12月末にそれぞれ終了するとしたが、今回の会合でもこの方針を維持した。

 中銀の次回会合は12月18日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社