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<新興国eye>前週のブラジル株、新政権への構造改革期待受け反発=BRICs市況
2018-11-19 10:49:00.0
前週(12−16日)のブラジル株式市場は16日のボベスパ指数が2.96%高の8万8515.27と続伸し、週間ベースでは9日終値から3.36%高となり、大きく反発した。15日は「共和制宣言記念日」の祝日で休場だった。
週明け12日の指数は小反落して始まり、13日も値を下げ続落。週前半は、米株市場の急落などが嫌気された他、原油安から国営石油ペトロブラスが下落、ウジミナス(ミナスジェライス製鉄所)やゲルダウなどの鉄鋼株も大幅に売られたことなどが響いた。さらに9月小売売上高が前年比2.2%増と、前月の同6.9%増や市場予想の同3.5%増を下回ったことも地合いを悪化させた。
14日は3日ぶりに反発。15日休場を挟み取引が再開された週末16日も値を上げ続伸した。
14日は外国人投資家によるブラジル株への買い意欲が強まるとの観測が支援材料となった。また、原油高でペトロブラスが急伸し上げを主導した他、通貨レアル相場の上昇や19年1月に発足するボウソナロ新政権による構造改革への期待が引き続き相場を下支えした。
16日は、引き続き外国からの投資資金の流入期待から買いが優勢となった。また、トランプ米大統領が中国に追加関税を発動しない方針を明らかにしたことで米株が堅調となりブラジル株も買われた。さらに、市場ではパウロ・ゲデス次期財務相が19年のブラジル中銀の新総裁にスペイン金融大手サンタンデールの重役であるロベルト・カンポス・ネト氏を指名した他、マンスエト・アルメイダ国庫庁長官の留任を発表したことで買い安心感が広がった。
今週(19−23日)の株式市場は、引き続き海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、新政権の経済改革や財政再建の先行きなどが注目される。主な経済指標の発表は23日の11月中旬時点IPCA(拡大消費者物価指数)など。20日は「黒人意識の日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




