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新興国ニュース

<新興国eye>インドネシア中銀、市場予想に反し0.25ポイント利上げを決定

2018-11-16 11:33:00.0

 インドネシア中央銀行(BI)は15日の理事会で、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を0.25ポイント引き上げ6.00%とすることを決めた。市場予想は据え置きが大勢だった。

 過剰流動性を吸収するための翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も5.25%に、翌日物貸出ファシリティー金利も6.75%に、いずれも同率引き上げた。

 中銀は17年10月会合から18年4月会合まで7会合連続で政策金利を据え置いたが、5月ごろからルピア安が急速に進行したため、ルピア安と国内からの資金流出を阻止するため、5月の定例会合と同30日の臨時会合、6月、8月、9月の会合で利上げを実施。前回10月会合では現状維持を決めていた。これで利上げは18年に入り6回目となり、利上げ幅も計1.75ポイントに達した。

 中銀は会合後に発表した声明文で、「今回の利上げ決定は経常赤字額を安全な水準に引き下げる努力と合致するものだ。また、今後数カ月、世界の政策金利が上昇することが予想されることから、利上げによってインドネシアの金融市場の魅力を高めることを目的としたものだ」と述べ、12月には米利上げが予想されており、それによってインドネシアなどの新興国市場から資金が流出するのを防ぐため、追加利上げに踏み切ったとしている。

 また、金融システム内の流動性を適切に維持するため、商業銀行が中銀に積み立てる預金準備率(1カ月の平均預金残高に対する比率)を2%から3%に引き上げ、銀行が内部に確保している流動性バッファー(リスクを吸収するために必要なクッション)の比率も従来の2%から4%に引き上げた。

 中銀は、「ルピア相場は11月に入って回復し、11月14日までの年初来で8.25%安と、トルコや南アフリカ、インド、ブラジルに比べ下落率は小さくなった」としたが、「世界の金融市場の先行きが不透明となっていることに引き続き十分注意し、ルピア相場を経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映して安定させるための措置を引き続き講じる」と前回会合時と同様、外為市場での(ドル売り・ルピア買い)介入を継続する考えを示した。

 次回の金融政策決定会合は12月19−20日に開かれる予定。

<関連銘柄>
アジア債券<1349>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>、iSエマジン<1582>、アセアン50<2043>
提供:モーニングスター社