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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安を嫌気し反落=BRICs市況
2018-11-12 10:19:00.0
前週(6−9日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の9日終値が前日比2.93%安の1121.38と続落し、前週比では1.18%安と反落した。5日は「統一の日」の祝日で休場だった。
休み明け6日の指数は買い優勢で始まり、7日も値を上げ5日続伸となった。海外市場が堅調となりロシア株も買われる展開となった。相場に影響を与える原油価格は米国が対イラン制裁でイラン産原油の輸入禁止の例外を日本や中国など9カ国に認めたため、ブレント原油先物が1バレル=72ドルに弱含んだものの、反応薄だった。その後、米国務省が対ロ追加制裁を検討していることが伝えられると一時売られたが、米中間選挙が市場の予想通りの結果から不透明感が払しょくされ、海外市場が堅調となりロシア市場もツレ高となった。
8日は6日ぶりに反落し、週末9日は大幅安となり続落した。8日は原油先物価格が71ドルを割り込んだことや、EU(欧州連合)が発表した19年GDP(域内総生産)の見通しが従来予想の2.0%増から1.9%増に下方修正されたことが嫌気された。週末9日も原油価格が70ドルを割り込んで下げ幅を広げた他、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利が予想通り据え置かれたものの12月利上げと19年の年3回利上げの既定方針は変わらないとの見方が広がったことなどが、売り材料となった。
今週(12−16日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、米中貿易摩擦、米国による対ロ追加制裁などの地政学リスクなどが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な国内経済指標の発表は13日の7−9月期GDP(国内総生産)伸び率や16日の10月鉱工業生産など。また、原油価格に影響を与える13日のOPEC(石油輸出国機構)月報や14日の米石油協会(API)週間石油在庫統計、15日のEIA(米エネルギー情報局)週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1100−1160ポイントのレンジでの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




