新興国ニュース
<新興国eye>前週のインド株、米中貿易摩擦解消観測で3週ぶり反発=BRICs市況
2018-11-05 10:29:00.0
前週(10月29日−11月2日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の2日終値は前日比1.7%高の3万5011.65と急反発し、週間ベースでは10月26日終値比5.0%高となり、3週ぶりに反発した。
週明け10月29日の指数は3日ぶりに反発して始まり、翌30日は反落した。ICIC銀行やアクシス銀行、インドステイト銀行などの金融株が指数の上げを主導。インド準備銀行(RBI)が金融システムに流動性を供給したことや銀行の四半期決算が堅調となり、不良債権処理も進展していることが支援材料となった。ただ、外国人投資家の売り越しが続いたことや燃料価格の上昇でインフレ加速懸念が強まると、指数はやや軟化した。
31日は反発し、11月1日は小反落。31日は、ノンバンクの信用収縮問題をめぐり、政府がRBI総裁に流動性供給などを命じる権限を行使したことからパテルRBI総裁が辞任するとの観測が広がり、指数が売られる場面もあったが、世界的な株高を背景にインド株にも買い戻しが入った。1日は週明けからの急ピッチな上昇もあり、利益確定売り優勢となった。
週末2日は急反発。11月末の米中首脳会談で貿易摩擦が解消するとの憶測でアジア市場が堅調となったことや、ルピーが対ドルで上昇しルピー安進行懸念が後退したことでインド株も買われた。
今週(5−9日)のインド市場は、米中貿易摩擦問題などの地政学的リスクやインド準備銀行の総裁辞任問題、国内景気、主要企業ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表は9日の銀行貸出・預金残高と外貨準備高など。7−8日は「デワリ祭」の祝日のため、休場となる。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




