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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、米中貿易協定合意観測や景気対策を好感し続伸=BRICs市況

2018-11-05 09:32:00.0

 前週(10月29日−11月2日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の2日終値が10月26日終値比3.0%高の2676.48となり続伸した。

 週明け10月29日の指数は続落して始まった。前の週末に発表された中国工業部門の1−9月期企業利益が前年比14.7%増と、1−8月期の同16.2%増から伸びが鈍化したことから景気後退懸念が強まり、売り優勢となった。

 30日は3日ぶりに反発し、週末11月2日まで4連騰した。

 30日から31日にかけては、国家発展改革委員会が小型乗用車の車両購置税(自動車取得税)の税率を10%から5%に半減する減税案を提案したことや、中国証券監督管理委員会(CSRC)が市場の流動性を増強する他、国家隊(政府系ファンドなど)による株価支援観測など、さまざまな形で支援ムードが広がり、買い優勢となった。

 11月1日も引き続き、CSRCの株式市場支援方針が材料視された他、中国共産党の最高意思決定機関である中央政治局常務委員会が景気対策の必要性を確認した上で、財政出動と緩やかな金融政策によって雇用と金融、貿易、投資を安定させる方針を決めたことが好感された。

 2日もトランプ米大統領が中国と貿易協定を締結し貿易摩擦が解消されるとの観測報道や、中国の習近平国家主席が民間企業を支援する方針を示し、指数は一段高となった。

 今週(5−9日)の株式市場では引き続き米中貿易摩擦などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、コモディティ相場、また、5日の習近平国家主席による中国国際輸入博での講演などが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は7日の外貨準備高、8日の10月貿易収支、9日の10月CPI(消費者物価指数)と10月PPI(生産者物価指数)など。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社