youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>チェコ中銀、賛成多数で0.25ポイント追加利上げ―4会合連続

2018-11-02 12:01:00.0

 チェコ国立銀行(中央銀行)は1日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を5対2の賛成多数で0.25ポイント引き上げ1.75%とすることを決めた。2日から実施される。

 中銀は18年6月会合で4カ月ぶりに利上げを再開したあと、8月と前回9月の会合でも小幅利上げを実施。これで4会合連続、また、17年8月以降では6回目の利上げとなる。ただ、8月会合では全員一致の決定だったが、今回は5人の委員が0.25ポイントの小幅利上げを支持、1人は0.50ポイントの大幅利上げ、もう1人は金利据え置きを主張した。

 中銀は会合後に発表した声明文で、追加利上げを決めた理由について、「最新の11月経済予測によると、インフレ率は自国通貨コルナ安の進行で輸入物価が押し上げられ、また、賃金の上昇や引き続き堅調な実体経済に支えられるため、インフレ圧力は依然として強い」とした上で、「インフレが19年初めに一段と加速することが予想される。ただ、その後は利上げ効果とコルナ相場の反転上昇、賃金の伸び鈍化によりインフレ圧力が低下する見通しだ」と述べ、最新の経済予測に基づいて今回の会合では利上げが適切と判断したとしている。

 中期のインフレ見通しについては、「最新の経済予測では、インフレ率は中銀の物価目標の2%上昇を超えた水準から19年暮れごろ、または20年初めの時点には物価目標に接近する。それ以降の20年は物価目標を一致した水準で推移する」と予想している。

 今後の政策金利の見通しについては「経済予測期間(19年10−12月期から20年1−3月期)の経済見通しに対するリスクはややインフレ上ブレリスクだ。これはコルナ相場が世界の外為市場の弱い地合いが長期化することで想定以上に下落するリスクと外部要因(世界的な貿易摩擦や英国のEU<欧州連合>離脱など)を反映しているもので、利上げペースが予測よりも加速する可能性があることを意味する」とした上で、「こうしたインフレ見通しに対応し、政策金利は中立金利に向かって上昇していく」とも述べ、前回会合時と同様に利上げ継続を示唆した。

 中銀が同時発表した11月経済予測によると、CPI(消費者物価指数)で見たインフレ率は19年10−12月期が2.2%上昇、20年1−3月期は2.1%上昇。GDP(国内総生産)は18年が3.1%増、19年は3.3%増、20年も3.3%増。3カ月物PRIBOR(プラハ銀行間取引金利)でみた市場金利は18年が1.3%、19年は2%、20年は2.3%になるとしている。

 中銀の次回会合は12月20日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社