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新興国ニュース

<新興国eye>ロシア中銀、政策金利を据え置き―予想通り

2018-10-29 10:58:00.0

 ロシア中央銀行は26日の理事会で、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも現行の7.50%で据え置くと決めた。市場の大方の予想通りだった。

 中銀は17年9月会合で4カ月ぶりに利下げを再開し、それ以降、18年3月会合まで5会合連続で利下げを実施したが、利下げ幅が計1.75ポイントに達したことや地政学リスクでルーブル安が進行したことから4月会合から7月会合まで3会合連続で据え置きに転じた。その後、インフレ上ブレリスクが高まったとして、前回9月会合で市場の予想に反し利上げに踏み切っていた。

 中銀は、今回の会合で現状維持を決めたが、会合後に発表した声明文では、「外部環境の先行き不透明感が根強く、インフレ上ブレリスクは依然として高い」とした上で、前回会合時と同様に、「経済予測通りにインフレや経済成長が進むかどうか、また、外部環境の変化による経済見通しに対する(上ブレ・下ブレ)リスク、金融市場の動向を考慮して、必要があれば一段の政策金利の引き上げを検討する」と将来の利上げの可能性に含みを持たせた。

 インフレの先行き見通しについては、「18年末時点は3.8−4.2%上昇、19年は5.0−5.5%上昇と、物価目標(4%上昇)を上回る。ただ、20年には4.0%上昇に戻る」と前回9月予想時の見通しを据え置いた。前回会合ではインフレ率は19年1−6月期にピークに達し、19年末時点で5.0−5.5%上昇となるが、20年上期(1−6月)にはVAT(付加価値税)増税(19年実施)効果が薄れるため、物価目標の4.0%上昇の水準に落ち着く、と予想している。

 景気見通しについては、「18年のGDP(国内総生産)伸び率は1.5−2%増、19年はVAT増税で経済活動が抑制されるため、1.2−1.7%増に減速する」と前回会合時の予想を据え置いた。それ以降は成長率が上向くとしている。

 ルーブル相場の見通しについては、「9月会合時の利上げ決定や、(ルーブル安を阻止するため)ロシア国内市場で12月末まで(ドルなどの)外貨は購入しないとした決定が功を奏し、また、外部環境も落ち着いてきたことから、9月後半から10月初めにかけて、ルーブル相場の急激な変動が収まり、国内金融市場は落ち着いた」とルーブル安懸念が緩和したとの認識を示した。

 次回の金融政策決定会合は12月14日に開催される予定。

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提供:モーニングスター社