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<新興国eye>フィッチ、ベトナムの緩和的な金融政策を憂慮
2018-10-24 12:22:00.0
英国の格付け会社フィッチレーティングスは最新レポートにおいて、ベトナムの金融政策が緩和されており、マクロ経済の安定性に影響を与える可能性があるとの見方を示した。
これに対し、ベトナム国家銀行(中央銀行)は18年初め、通年の貸付成長率目標を17年の18%を下回る17%に設定した。また、商業銀行に対し不動産・株式への貸出、消費者向け融資を抑制するよう指示している。
ただし、フィッチはベトナムが金融政策をさらに引き締める必要があるとしている。この背景には、貸付成長率が高まっており、さらに自己資本比率(CAR)が低い水準にあることが挙げられる。
17年末時点の貸付金残高の名目国内総生産(GDP)に対する比率は130%で、18年末には137−138%に上昇すると予想されている。
この他、フィッチは今年と19年の貸付基準利率(リファイナンスレート)は6.25%で据え置かれると予測している。
【筆者:Viet Economic Research&AdVISory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業740社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。
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提供:モーニングスター社




