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<新興国eye>前週のインド株、原油安・ルピー高を好感し6週ぶり反発=BRICs市況
2018-10-15 10:10:00.0
前週(8−12日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の12日終値は前日比2.15%高の3万4733.58と反発し、週間ベースでも5日終値比1.04%高となり、6週ぶりに反発した。
週明け8日の指数は4日ぶりに反発して始まった。インド準備銀行(RBI)が前の週末5日の会合で市場予想に反し利上げを見送ったことや、今後のインフレ見通しについて、7−9月期は前年比4.0%上昇(前回会合時は同4.6%上昇)、下期(18年10月−19年3月)は同3.9−4.5%上昇(同4.8%上昇)、19年4−6月期は同4.8%上昇(同5.0%上昇)と、いずれも上方修正(改善方向)したことが好感された。
9日は反落。外国人の売り越しが7営業日連続となったことや、インドから資金流出が起こるとの思惑が広がった。個別銘柄では自動車大手タタ・モーターズが、傘下の英ジャガー・ランドローバーの9月新車販売台数が米中貿易摩擦の影響で減少し英国工場の操業を2週間停止すると発表したことから一時14%近く急落し、指数の押し下げにつながった。
10日は反発。RBIが1200億ルピー(約1825億円)の資金供給を実施すると発表したことや、米長期金利の上昇が一服したことでインドからの資金流出懸念が後退し買いが優勢となった。
11日は反落した。ルピーが一時1ドル=74.48ルピーの過去最安値を更新したことが嫌気された他、IT関連セクターと金融株の下げが指数を下押しした。
週末12日は反発。原油価格が下落したことで原油輸入依存度が高いインド経済には追い風となるとの見方からルピーが回復し、また、値を下げていた自動車セクターが自動車大手マヒンドラ・アンド・マヒンドラやスズキのインド法人マルチ・スズキ・インド(MSI)を中心に買われ、指数の上げを主導した。
今週(15−19日)のインド市場は、米中貿易摩擦問題などの地政学リスクや国内景気、主要企業ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表は15日の9月WPI(卸売物価指数)や19日の外貨準備高など。18日は「デサラ祭」の祝日のため休場となる。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




